
知っているようで意外と知らない、クマザサのこと、おなかのこと、そしてドッサリのこと。今回は3人の豪華講師陣がまとめて教えちゃいます。知らなきゃソンする、その名も「『北の大地の青汁』マル得セミナー」。6月初旬に愛知県名古屋市内で開催されたその模様を、巻頭5ページをつかってくわしくお伝えします!
荒木 陽子
医学博士。愛知学院大学大学院修士課程修了後、岐阜大学医学部で18年、生理学を研究。ドッサリ生活の伝道師
当日は愛知県外からも多くの愛飲者が参加。本物のクマザサを手に、「ほんとにスジがびっしりね!」
この「考える人」のポーズで、左足だけ少し上げるのが、ドッサリのポイント。5分以上時間をかけると、粘りぐせがついてしまうので注意
腹が立つ、腸が煮えくり返る、という言葉があるくらい、脳とおなかは相関関係にあります。たとえば、セロトニンという幸せを感じるためのホルモンは、なんと95パーセントがおなかでつくられるんです。つまり、おなかが健康じゃないと幸せになれないのです。
だからみなさんに「ドッサリのための4ヵ条」をお伝えします。まずひとつ目が「トイレでの姿勢を正す」。つま先立ちでかかとを浮かせ、左足を右よりも少し上にあげます。口をとがらせて呼吸しながら、静かにイキみます。これでかなり出やすくなります。
ふたつ目は「水分をたっぷりとる」。水溶性と不溶性、両方の食物繊維が水分をとることではたらきやすくなります。
つぎに「適度な運動をする」。おなかも筋肉ですから、動かさないと退化します。近所の散歩でも階段の昇り降りでもいいので、からだを動かしてください。
そして最後が「食物繊維をしっかりとる」です。日本人には食物繊維が足りません。国が定めた1日の目標摂取量は男性19g、女性17gですが、わたしは20gはとってほしいと思っています。善玉菌のエサになる食物繊維を多くとることこそ、「ドッサリの近道」、ひいては「幸せの近道」になるのです。
原 高明
生物資源科学博士。日本大学大学院修士課程修了。クマザサに関する研究にて博士号取得。通称「クマザサ博士」
講義内容をびっしりとメモする姿も目立った。この真剣さが、ドッサリ問題の奥深さを物語る
参加者同士の交流も盛んにおこなわれた。「またみんなで集まろう」「いいですね」
昭和30年代から研究をつづけておりますが、クマザサはなんとも不思議でございます。たとえば、地上に出ている部分はせいぜい1・5mくらいなのに、その「根っこ」は総距離7~10㎞にも及びます。大雪山系のゆたかな土壌に根を張りめぐらせ、これでもかと栄養を吸いあげておるのです。
さてこのクマザサ、中国では昔から漢方として重宝され、日本でも民間療法で広くつかわれてきましたが、わたくしが実施した臨床試験で数々の有用性が確認できました。
まず、お伝えしたいのが善玉菌の変化です。クマザサを摂取すると善玉菌の数が増え、摂取をやめると元の数にもどることがわかりました。つぎに有機酸量にも変化がありました。つまり、クマザサをとるとおなかの中が酸性になり、悪玉菌が育ちにくい環境になるのです。
そしてアンモニアなど、悪臭のもとになる成分の濃度が低下することもわかりました。クマザサには腐敗菌を減少させるちからもあるのです。さらに糞便性状の変化もみられました。これはクマザサをとると便の量と水分量が増えるということ。クマザサの食物繊維が水分を吸収したことによるものと考えられます。
これらの結果からクマザサ粉末の継続的な摂取は、おなかの中の善玉菌の増加と環境改善におおいに役立つと考えられます。
相澤 隆裕
クマザサ粉末のメーカーに勤務し、年に何度も北海道大雪山系に赴く。『北の大地の青汁』の製造工程を知り尽くしている
実際のスズメバチの剥製。手にとった参加者は、「うわあ、怖い!」「こんな大きなのが飛んでるのかあ!」、とおそるおそる眺めていた
大雪山系からこの日のために直送されたクマザサ。北の大地の香りが会場中にひろがった
クマザサの故郷、北海道大雪山系は約23万haの面積を誇ります。これは神奈川県とほぼ同じ大きさです。今日はそんな大雪山系のクマザサ刈りとり現場の実態をお伝えいたします。
クマザサの刈りとりは、毎年6~10月くらいの雪がない期間に、「刈り子」と呼ばれる専門の職人たちによっておこなわれます。早いひとだと午前4時くらいから山に入って作業をはじめますが、夏の山は危険がいっぱいです。刈り子さんたちに言わせると、「ツキノワグマなんて大きいイヌ」だそうで、全然怖くないらしいのですが、ヒグマは別です。刈り子さんはヒグマに出会わないようにロケット花火を打ち上げたり、クラクションを鳴らしたり、クマよけの鈴をつけたりして自分の身を守っています。
でもいちばん厄介なのがスズメバチ。こちらがなにも悪さをしてなくてもテリトリーに入れば攻撃してくるから、気配を感じたら引きあげるしかありません。
実際に昨年、スズメバチに刺されたショックで、47時間の大手術をうけた刈り子さんもいます。
そんな危険のなか、命がけで刈りとられた良質のクマザサだけが、『北の大地の青汁』となり、みなさんの元に届くのです。
刈りたてのクマザサのニオイをかぐ参加者。「ああ、やっぱり青汁と同じニオイがします」
男性が多かった今回のセミナー。ドッサリに悩んでいるのは女性ばかりではないと、あらためて思い知らされた
3人の講演後、15分の休憩があったのですが、参加者たちはそのあいだも講師たちをつかまえて、熱心に質問をしていました。「なぜ女性のほうがドッサリしにくいのか?」「これだけ売れていてクマザサ資源は大丈夫なのか?」「いつ飲むのがいいのか?」など、もうすごい勢い。みなさん本気です。本気でドッサリ問題と向き合い、だからこそ『北の大地の青汁』を選び、今日ここにやってきたんだということがひしひしと伝わってきます。 その真剣な参加者の思いに講師陣も呼応して、会場はますます熱を帯びていきます。「女性のおなかは男性にくらべて鈍感だから、ドッサリしにくい」「大雪山系のクマザサの生育スピードはすごいので大丈夫」「空腹時に飲むのがわたしの個人的なオススメ」と、ひとつひとつの質問にていねいに答えていく講師陣。すると別の参加者から、「わたしは夕食といっしょに飲んでいる。おなかのそうじは一瞬では無理だから、寝る前に飲んだ方がいいのでは?」という声が。すぐにまた別の誰かが手を挙げます。「ひとそれぞれ、いちばん適した飲み方があると思う。それを探すのが楽しいんですよ」。ドッサリの話は尽きそうにありません。
『北の大地の青汁』を混ぜたヨーグルトの試食。「ほのかな甘さがちょうどええ。さっそく帰ってかあちゃんにつくってもらわなきゃな」
セミナーの司会進行を務めたのは本誌でもおなじみの、野草のヤマちゃん。いつもと違ってすこし緊張した様子
そんな濃密な休憩後におこなわれたのは、『北の大地の青汁』のおいしい飲み方講座。超微粉末だから冷たい水にもサッと溶け、どんなものとも相性バツグンのクマザサ青汁をさらにおいしく飲むための方法に、参加者は興味津々。
緑茶や牛乳、ヨーグルトなど、さまざまな楽しみ方が紹介され、みなさんクマザサのおいしさを再認識していました。
大盛りあがりのうちに幕を閉じた『北の大地の青汁』マル得セミナー。誌面の都合で全部書き切れませんでしたが、ここでしか聞けない情報や参加者同士の交流、素敵なプレゼントなどのお得がいっぱいで、アッという間の3時間でした。定員をはるかに上回る応募があったため、やむなくお断りしたみなさま、ごめんなさい。
今度はあなたの町の近くで開催するかもしれません。ご期待ください!
日ごろから酵素を意識した食生活を送ることが、健康への第一歩
トマトがメタボ対策に効果あり――。今年はじめ、そうとりあげられるや、またたく間にトマトが売り切れ、店頭から姿を消してしまいました。
過去にもおなじようなことがありましたね。納豆、寒天、バナナ……。これらの食品がダイエットに効果てきめん、ともてはやされ消費者が飛びついたのです。
センセーショナルにとりあげるメディアは問題です。しかし、情報のうけ手である我われが、冷静に考え行動すれば、騒動にまで発展しないはず。結局は一時的なブームだと、わかると思うのですが。
さて、そんな世をにぎわす健康情報で、いまホットな話題のひとつに「酵素」があります。ここ数年、酵素サプリメントやドリンクの種類が急増、メディアにとりあげられる機会もずいぶん増えました。
戦後まもない食糧難の時代、わたしは『野草酵素』の開発をはじめましたが、当時は酵素と聞いてピンとくる人は皆無。酵素の研究をしていると言うと、たいていは「奇妙なことをしている」という反応をちょうだいしていました。それが60年以上のときを経て、これほど周知されるようになりました。とてもうれしいことです。
しかし、疑問を感じることもあります。
それは誤った情報を流す一部メディアや、酵素がつい最近発見された健康素材として扱われること。人びとに誤解を与える表現もあり、心配です。
わたしはこれまで、酵素でからだのそうじが欠かせない、という話をしてきました。現代人は、生活が便利になり食生活が激変、そのゆたかさと引きかえに、酵素不足に。結果、つまりや突然の事態に悩む人が増えた、と。
ならば、酵素さえとれば安心と思いがちですが、そうではありません。特定の食品だけ摂取する……というのは、冒頭のトマトや納豆の話にもあてはまります。たとえば、暴飲暴食した、でもトマトを食べればやせるから大丈夫。そんなわけないですよね(笑)。
バランスのよい食生活を心がけ、酵素たっぷりの生のものや発酵食品をとる。飲み・食べすぎで酵素のむだづかいをせず、節約する。つまり、つねに酵素を意識した生活をすることが大切なのです。
補給する前に、まずは酵素を意識した生活を土台としてつくる。そして、それでも足りないぶんを、『野草酵素』で補うのです。
見栄えをよくしたり、保存期間を長くしたりするために添加されるもの、それが添加物。わたしたちは1日にどれだけの食品添加物を口にしているのか。一般的な加工食品を例にみてみると、驚くべきことがわかった。
気づかぬうちに足し算される食品添加物。
食卓から加工食品や化学調味料を上手に引き算しよう!
『北の大地の青汁』が、これだけ溶けがいいのは「超微粉末加工」をして、他の青汁よりも細かい粉末にしているからと聞いたのですが、その加工について、くわしく教えてください。
(和歌山県 70代 男性)
大雪山系でとれたクマザサは鮮度を保つために冷凍し、粗みじん切りにしたものを煮沸消毒(殺菌)した後、さらに細かく砕いて粉末にします。
それでもまだクマザサのスジは残るので、そのままでは口にすることはできません。そこで「超微粉末加工」の登場です。これはクマザサ粉末を特殊な機械に入れ、三方向からマッハのスピードで発射してぶつけ合い、超微粉末にするというもの。音速でぶつかりあってできた超微粉末は350メッシュ(*)という、細かい粉末になり、冷たい水にもサッと溶けるようになります。
もちろん、これだけ細かくしてスジを無くしても、食物繊維は残っていますのでご安心ください。
*メッシュは粉末の細かさの単位。一般的な青汁は100~150メッシュ。小麦粉は250メッシュ。
(回答者:荒木先生)
暑い時季でも『野草のしずく』はサッパリして気持ちよく、とても重宝しています。しかし、毎月定期コースで届けてもらう新品を最初につかうとき、スプレーのボタンを押しても出にくいことがあります。どうすればいいでしょうか?
(群馬県 50代 女性)
天然野草の美肌成分でつくられた『野草のしずく』は、サッパリしたつかい心地と浸透力でご好評をいただいております。とくに夏場は風呂あがりの全身にプシュプシュすると、イヤな汗もスーっとひいて、快適に過ごせると評判です。
さて、新品のスプレーが出にくいときがあるとのことですが、『野草のしずく』は長いチューブがボトルの中に入っています。発送する際にはボトルを横向きにして梱包するのですが、輸送中にチューブがちょうど液体とふれあわない位置にあると、空気だけがチューブに入りこんでしまい、押してもスプレーできないことが、まれにあります。
そんなときは液体とチューブがふれあうようにボトルを垂直に立て、何回もプシュプシュと押せば大丈夫です。
(回答者:高松さん)
千葉県我孫子市 須藤映二さん(左)と千葉県我孫子市 篠崎正徳さん(右)
梅雨の足音が聞こえる、5月中旬。大好評を受け、作つけ面積を50アール増やした酵素米の田んぼには、厳しい風雨をものともしない、凛々しい苗の姿がありました。今日は、田んぼを守る須藤さんのもとへ、野草酵素農法の育ての親、篠崎さんがやってきました。ふたりとも、例年にない手ごたえを感じている様子です。
種の植えつけ まだ肌寒い4月。種を植えつけ、芽が出るのを待ちます。ここでさっそく酵素に浸し、発芽を促進させるそうです
苗の発芽 1週間ほどで発芽しました! 苗の青々しさは、まぶしいほど。「苗づくりが、いちばんむずかしいんだ」と須藤さん
堆肥の撹拌 堆肥の撹拌は、田植え前の大切な作業です。「蒸気が立ち上っているのは、しっかり発酵している証拠」と篠崎さん
「毎年驚くのは、酵素ひとふりで水が澄むこと。ごらん、苔だって生えていないだろう」
そう話すのは、酵素米をつくりはじめて10年のベテラン、須藤さん。たしかに、隣の田んぼとくらべれば一目瞭然。カエルやアメンボなどの生物も多いそうです。
「ここは利根川の中流域だから、水も土もミネラル豊富なはず。でも、近頃は土壌のバランスがくずれてきた。そこへ酵素をまくと、微生物が元気になり、余分なものを分解してくれる。本来の自然をとりもどしてくれるんだ」
水が澄み、土が蘇る。そんなゆたかな土壌に根を張る苗とあれば、すくすくと育ち、おいしい米を実らせるのも納得です。
田植え さあ、いよいよ田植えです! しっかりと根を張る苗は、頼もしいばかり。春の陽光を浴びて、ぐんぐん育ちます
酵素の準備 5月、再び酵素噴霧。ていねいにタンクへつめ替えます。「最後は容器を田んぼですすぎ、一滴も無駄にしない」と須藤さん
酵素米がちから強く育つ理由は、もうひとつあります。それは、近藤会長秘蔵の発酵菌をくわえた、自家製の堆肥。須藤さんとともに、長年野草酵素農法を実践してきた篠崎さんは語ります。
「いい堆肥をつくるカギは、発酵の質にあるんだ。ここの堆肥はよく発酵して、ニオイすらしない。それを土に混ぜると、米づくりに適したサラサラの状態にしてくれるんだよ」
しかも、この堆肥の原料は、酵素米の米ぬかやもみ殻です。
「健康な米に、無駄なところはひとつもない。堆肥としては、贅沢過ぎるくらいだよ。いいものだけが循環して、田んぼはさらにゆたかに、米はますますおいしくなっていくんだ」
今年の酵素米も、期待は高まるばかり。いまから収穫が楽しみです!
田んぼへ噴霧 田んぼめがけて酵素を噴霧! まんべんなく撒いてあげるのがコツなんだとか。多すぎても、少なすぎてもいけないんだそう
効果を確認 田んぼを見つめ、熱っぽく語り合う須藤さんと篠崎さん。いきいきと育つ苗に、たしかな手ごたえを感じている様子