ストレス解消に血流改善。
でも好き勝手に飲むと……
日本酒やワインは一般的に甘口の方が血糖値を上げてしまうので辛口がおすすめ
出典:上村泰子・吉岡悠里可監修『すぐに使える! 糖質量&カロリー事典』新星出版社(2016)より作成
新年をむかえ、お酒を飲む機会が増えていませんか? ふだんは健康のためにと控えている方もいらっしゃるでしょう。いやいや、晩酌だけはゆずれないという方もいるかもしれませんね(笑)。今回は「腸」の視点でお酒の話をしようと思います。
お酒の最大のメリットは、ストレスを緩和できること。現代人はさまざまなストレスに直面します。それを抱えこむと自律神経が乱れ、不安やイライラが募って不眠症・うつ病にもつながり、腸も汚れるいっぽう。
ですから、適量であれば緊張がほぐれてストレス解消になり、血流もよくなって疲労回復や動脈硬化を予防するなどのメリットがあります。好きな映画や本を読みながら、気の合う仲間と語らいながらのお酒はじつにおいしいです。
ではそのとき、からだの中はどうか。好きに飲み食いしていると肝臓ではアルコールの分解が優先され、ブドウ糖の代謝が後まわしになります。すると糖は中性脂肪となって体内に蓄積。肝機能を低下させ、血糖値が高くなり糖尿病などを招く原因となるのです。
つまり、糖質の高いお酒やおつまみはできるだけ避けた方がよいということになります。
おつまみはベジファースト。
まずはキャベツから!
先生の最近のお気に入りは、焼酎のお湯割りとお刺身をサラダに乗せたカルパッチョだそう。まずはおつまみをかえるだけでも腸はご機嫌になります。お試しください!